ごゆっくりお過ごしくださいませ。
チェーンレストランでよく聞く「ごゆっくりどうぞ」に比べて、”過ごす” というひと言が加わっただけでだいぶ印象が違いました。この場所で時間を過ごすことを今更ながらに気がつかせてくれるひと言でした。
ミヤマ珈琲。チェーン喫茶店の原点とも言える銀座ルノアールが開発した業態という事もあり、喫茶店の進化系の姿を随所に感じました。
ゆったりとした店内環境
エントランスから受付、そしてテーブルに案内されるまで、そのアテンドの流れはとてもスムースでしたし、60代にとっては、”よっこらしょ” という感じで深々と椅子に着くことができます。
喫茶店らしいモーニングメニュー
メニューは昭和の香りも漂う、派手さのない品揃えです。特にモーニングメニューはおすすめです。それはすべてが直球のラインナップだからです。直球とは昭和喫茶メニューの王道、原点のメニューを揃えているという意味です。
中でも今回オーダーした小倉ホットサンドとハムタマゴサンドはその代表格でしょうか。いずれも珈琲に添えてオーダーします。
小倉ホットサンドはたっぷりのクリームが添えられています。クリームを残さず食べきる着地点をイメージしながら、思いっきりクリームをパンになすりつけて、小倉と共に頬張ります。こういったささやかな幸せを噛み締めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。少なくとも私はそう感じました。
日常的な情報収集
広々としたテーブルやコンセント付きのカウンター席など、用途に合わせてさまざまなシーンを選ぶことができます。パソコン作業で疲れたときに、店内のマガジンボックスに並べられている新聞や最新刊の雑誌を手に取り、ネット情報と違ったインプットを得ながら休憩するのによいかもしれません。
締めくくりは日本茶
珈琲がほぼ無くなると、日本茶を持ってきてくれます。やはりホッとします、日本茶は。
次はテラス席で過ごしましょう
実は朝霞にあるこのミヤマ珈琲のすぐ隣にすかいらーくグループの「むさしの森珈琲」が軒を並べています。どちらの店もいつも賑わっている人気店ですが、それぞれに個性があり、自分の時間を過ごす価値ある環境を提案してくれていると感じました
さて次回はミヤマ珈琲の最大の特徴でもあるテラス席を狙って訪れましょう。