年金事務所に妻と訪問しあやふやな理解だった制度がほぼ理解でき、それにより自らの年金受給の方向性を決めることができました。
受給方法はその人それぞれのこれまでの背景と今後の大きな選択であるため、ここでは論じません。ただ、年金事務所に相談することの身近なメリットについてご紹介いたします。
最大のメリットは、自分と配偶者のためのプライベートな相談を無料で受けてくれる、ということでした。
YouTubeで学ぶのも良いけど
これまではYouTubeで「年金受給」「繰り上げ、繰り下げ」などのキーワードで検索し、何十本も閲覧していました。
年金増額を期待させるYouTubeのタイトルをポチポチして、閲覧してきました。ただ得られた知識は自分や妻にとって有益かというと、具体性に欠けるものでした。
もちろん総論としての知識の習得には大変役に立ちました。一般論としての学びを得るのであればとても手軽に情報収集が可能です。
視聴回数の多さを見ても定年前の同じような方々が学んでいるんだな、と“1人じゃない感“を感じました。もちろん人は人ですので意味は薄いですが。
年金事務所に初訪問する時は、事前予約と事前準備は必須
そもそもご自身のシニア生活プランはイメージされているでしょうか。日常的な生活費に加え、シニア生活で実現しようと考えていたコト。これを実現していくために必要な生活コスト。働くことで得られる収入、年金受給による収入。これらをどう収まりを付けていくかをまずはざっくりご自身でシミュレーションすることが一番最初です。今回ここの部分を掘り下げていくと、深みにハマりますので、話題を事前準備に戻します。
まずマイナポータルを使い、ご自身の年金の受け取りを「繰り上げ」「65歳」「繰り下げ」で手取りがどうなるか、シミュレーションをしてみます。お役所のサイトにしては、まあ簡単に三つのパターンで受け取り金額が算出できます。
この金額を眺めながら、配偶者とシニア生活について話しましょう。同時に、わからないこと、どうしたら制度をゆうこ活用できるか、どうしたらより受給額を増やすことが出来るか、など質問項目を箇条書きに整理していきます。
若干余談になりますが、chat GPTなどの生成AIに質問項目を相談してみましょう。一般的な質問から、ご自身が検討した質問項目を再整理してくれます。
日時の予約は必須!ただ1ヶ月先になるかも、、
あとは、年金ネットでお住まいの管轄事務所に予約を入れるだけです。けっこう混み合っていますので、だいたい1ヶ月先を見込みます。
これで準備完了です。
とことん相談することで年金受給の方向性が見えてきます
当日は用意した質問項目を相談していきましょう。極力、類似した質問項目をまとめるなど、話が飛ばないように、質問項目を大項目でまとめておくと、質問する方もされる方も、混乱せずにやり取りができます。
当然、当日の事務所側のご担当者のキャラクターによっては、再挑戦が必要になってくることも想定されますが、これも想定内と構えておきましょう。
最後にポイントをざっくり再整理
・ご自身のシニア生活をざっくりでも結構ですのでイメージしましょう。
・マイナポータルでざっくり年金受給額を試算しておきましょう。
・質問項目を箇条書きにし、大項目で分類しておきましょう。
・なんてったって無料です。
プライベートな話を加え本音で話すことで、突っ込んだ回答を聞くことができると思います。事務所側のご担当者も毎日、いろいろなパターンの相談者を向かい入れています。
しっかり準備し、年金受給の方向性を定めていきましょう!